MASSIVE ACTION GAME

MASSIVE ACTION GAME (MAG) について

『MASSIVE ACTION GAME (MAG)』、通称MAGは、ジッパーインタラクティブによって開発され、ソニー・コンピュータエンタテインメントが2010年1月28日にPlayStation 3専用として提供した人気のマルチプレイヤーFPSです。本作は、最大256人のプレイヤーが同時に戦うことができるという大規模な対戦が魅力であり、他のFPSとは異なり、物語性が重視されたキャンペーンモードがない点も特徴的です。オンライン対戦はPlayStation Networkを介して行われ、全世界のプレイヤーと直接対戦することが可能です。

ゲームの概要

近未来を舞台にした本作では、国家間の戦争が終結した後、民間軍事会社（PMC）がその代わりに戦争を行うという設定です。このゲームは「戦略」と「スキル」を融合させたデザインが施されており、プレイヤーは3つの異なるPMCの中から一つを選んで戦争に臨むことになります。このPMC間の争いや契約を勝ち取るために、プレイヤーたちは他のPMCと競い合います。

このゲームは、確実な勝利に向けてチームの協力が必要です。実際の戦闘は拠点制圧を基に行われ、プレイヤー同士が意思を疎通し、一斉に行動することで勝敗が決まります。各PMCには特徴的なカスタマイズ性があり、プレイヤーは自分のスタイルに合ったキャラクターを作成し、強化することができます。

PMCの紹介

RAVEN（レーヴン工業）

本社をオーストリアに置くRAVENは、高度な技術を駆使した最新鋭の武器を特徴としており、世界で最も優秀な軍隊を自負しています。彼らの戦略は、疑似訓練を駆使し、質の高い兵士の育成に重きを置いています。イメージカラーは青です。

S.V.E.R.（セイバー）

中央アジアを拠点とするセイバーは、元軍人や犯罪歴のある者も採用しています。型破りな戦術を用い、恐怖心を利用することも。彼らは“ビッグ・スリー”の中では新参者にあたります。イメージカラーは橙です。

VALOR（株式会社ベイラー）

アメリカのアラスカに本社を置くバイラーは、元米軍士官によって設立され、規律と犠牲を重んじています。柔軟性と力強さの両方を持ち合わせる彼らのイメージカラーは緑です。

ゲームシステム

本作のリスポーン（復活）制度は独自の仕組みを持ち、死亡後すぐには復活できないため、戦況維持のために仲間からの蘇生が重要となります。さらに、相手を倒すことだけでなく、味方を蘇生することで得られる経験値も豊富で、チームの協力の重要性が強調されています。

また、スキル制度も特色を持ち、レベルアップに応じて得られるスキルポイントを用いて、プレイヤーは自分の兵士を特化させることができます。このスキルをリロード速度や体力増加に振り分け、自分自身のスタイルをカスタマイズする楽しみがあります。

魅力的なゲームモード

MAGでは複数のモードが用意されており、各種のルールや戦術が求められます。特に256人対戦の制圧作戦は本作のハイライトで、攻撃側は8つの拠点を同時に制圧することを目指します。これに加えて、プレイヤーは分隊制度やボイスチャットを使い、相互の連携を強化することができます。

終了と今後の展望

2014年にはオンラインサービスが終了しましたが、多くのファンから続編を希望する声がありました。しかし、制作会社が閉鎖されているため、現状での続編の見込みはありません。

『MASSIVE ACTION GAME (MAG)』は、そのユニークな試みとプレイヤー同士の協力プレイによって、今なお多くのFPSファンに記憶されています。

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